生理痛のつらい方は「生理痛はあって当たり前」と思いがちですが、実は寝込むような生理痛はないのが正常です。生理痛のつらい方の40-50%に子宮内膜症が隠れているといったデータもあります。
「年々生理痛がつらくなっている」「鎮痛剤の内服が1日3個の常容量では効きにくくなってきた」「仕事や学校を休むような生理痛がある」などの症状は一度「子宮内膜症」や「子宮筋腫」といった月経痛をつらくさせる病気が隠れていないかを調べることが必要です。
早期発見することで将来の不妊症のリスクを下げることもできます。
治療は鎮痛剤、漢方の処方から始まり、10~30代の方には「ピル」40代の方には「ディナゲスト」といったホルモン治療もお勧めします。
問診、診察の上で、お一人お一人に合った治療をご提案させて頂きます。
生理痛がつらいのは仕方がないことではありません。ぜひ一度ご相談ください。
診察はたくさんの情報を得るために、婦人科の診察が有用ですが、性交渉の未経験の方などには、
経腹超音波検査(お腹の上からの超音波検査)を行っています。安心して受診してください。
また経腹超音波では尿がたまっている方が見やすいので、なるべく尿をためた状態で受診してください。
産婦人科ガイドラインでは月経は正常な月経周期は25日から38日となっています。
月経の周期異常は自然に見ていても20歳くらいまでに整う方が多いのですが、10代の方では女性ホルモン(エストロゲン)が足りないと、将来的な骨粗鬆症のリスクが上がってしまいます。
また、いつ生理が来るかわからないため、出かける予定が立てにくかったり、いつが妊娠危険日かわかりにくかったりします。
月経不順の治療を目的として治療用のホルモン剤やピルを処方致します。
2か月以上生理が来ない、2週間でまた生理が来るなどの時には、婦人科を受診してください。
生理不順の方では、ホルモン採血検査が必要な場合があります。
ホルモン検査は生理の4日目頃が、一番採血に適した時期です。
この時期に受診して頂けると、採血検査までできますので、参考にしてください。
診察はたくさんの情報を得るために、婦人科の診察が有用ですが、性交渉の未経験の方などには、
経腹超音波検査(お腹の上からの超音波検査)を行っています。安心して受診してください。
また経腹超音波では尿がたまっている方が見やすいので、なるべく尿をためた状態で受診してください。
生理以外で出血のある場合、ホルモンバランスの乱れによることも多いのですが、
重篤な病気が隠れていることもありますので、早めにご相談ください。
基礎体温表をつけていらっしゃる方は、受診の際にお持ちください。
婦人科疾患での腹痛は恥骨の少し上からおへその下までのことが多いです。
婦人科的に何も問題がない場合は、腸からの痛みが考えられますので消化器内科などへの受診が必要です。
あまりにつらい腹痛は入院や手術が必要となる場合もありますので、緊急で大きな病院を受診してください。
月経量が多い目安としては、「1時間に1回普通用のナプキンがあふれるくらいの量が出る場合」を
目安にしています。
婦人科的に超音波検査など必要と考えられますので、月経でないときに受診してください。
多量な出血が1週間持続する場合は、ホルモン剤での止血など必要ですので、出血中でも受診してください。
おりものには個人差があります。
普段と比べて量が多かったり、においが気になる場合は一度ご相談ください。
女性は生理前になると、ホルモンの影響によって感情のコントロールが難しくなります。
それはとても自然なことで、パートナーや周りの方の理解も大切ですが、生活習慣を見直すことで、
自分でもある程度コントロールすることができます。
生理前のイライラ・不調でお困りの場合はご相談ください。
外陰部は、皮膚と粘膜の混在する場所であること、また生理周期に伴いナプキンなどの外的刺激、
月経血、おりものの刺激を受ける、かゆみ(炎症)の起こりやすい場所と言えます。
外陰部のかゆみの詳細はこちらをご覧ください
旅行などのイベント日と生理が重なってしまった場合、困った経験はありませんか?
生理周期はコントロールすることができます。
詳細は月経移動のページをご覧ください
避妊する場合、コンドームを使用するのが一般的ですが、途中で破れたり外れてしまうなどの
トラブルがあったときに女性は身を守ることができません。
低用量ピルは女性が行える避妊法として有効で、正しく服用することでほぼ100%避妊できます。
詳細は低用量ピルのページをご覧ください
避妊に失敗した場合でも、72時間以内であれば妊娠を防ぐ方法があります。
避妊効果は100%ではありませんが、副作用もほとんどありませんので、望まない妊娠の可能性がある場合はご相談ください。
詳細は緊急避妊・アフターピルのページをご覧ください