PMS(月経前症候群)
月経(生理)前には、イライラして怒りっぽくなったり、にきびができて肌があれたり、乳房がはって痛くなったり、憂鬱な気分になったり…このような症状を経験したことがある方は多いのではないでしょうか。
これは、PMS(月経前症候群)の症状のひとつです。
原因
PMSは生理前の3~10日前後に起こります。
原因は解明されていないものの排卵後に分泌される女性ホルモンが関わっていると考えられています。
また、ストレスがたまっている状態、コーヒーや甘いものが好きな人、神経質で几帳面な性格の人は症状が重くなりやすいと言われています。
症状
PMSの症状は人によっても、その月によっても、さらに出産経験のあり・なしで大きく異なります。
代表的な症状として…
- カラダ
- 腹部膨満感(お腹の張り)
- 頭痛・めまい
- 腰痛
- 便秘・下痢
- 吐き気
- 乳房痛・乳房の張り
- 過食・食欲不振
- 肩こり
- むくみ
- 肌荒れ・にきび
- 動悸
- ココロ
- 抗うつ症状
- イライラ
- 不安感
- 集中力の低下
- 無気力
- 疲労
- 睡眠過多
- 不眠
予防
PMSの症状は、月経前のライフスタイルを改善することによって、症状を和らげることができます。
しかし、眠れない、仕事に集中できないなど日常生活に支障をきたすほどの場合は、「月経前不快気分障害(PMDD)」や「更年期障害」の可能性もありますので、お気軽にご相談ください。
具体的な方法として…
- ストレスを溜めないようにする
- ゆっくり休息をとり、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。
- カフェイン、アルコール、塩分を控える
- イライラ、むくみ、緊張感を高めるため原因となります。ビタミン、ミネラルをしっかり摂るようにしましょう。
- 禁煙をする
- 喫煙は血行を悪くしむくみの原因となります。
当クリニックでは、禁煙外来も行っておりますので、お気軽にご相談ください。